ゆめぐるぶろぐ

文字を書くことに慣れるためにはじめました、無趣味無特技の僕が何かを見つけていくブログに。

東証一部上場企業から地元中小企業に転職して感じたメリット・デメリット

こんにちは。

 

今日は僕自身が資本金10億円以上の東証一部上場企業から、資本金1億円以下の地元中小企業へと転職して感じたことを書いていきます。

 

 

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まず第一に言えることとしては、東証一部上場企業はやはり会社のレベルが段違い

ということですね。

上場するためには様々な条件があります。

それらをすべてクリアして上場しているわけですからそれなりの理由や要因があり上場しています。

転職した際には非常に今までとの違いにかなり驚きました。

従業員規定もなければ就業規則もない、本当はあるのかもしれませんが説明をされたり書類を渡されたりはしませんでした。

気づけば入社し、そのまま仕事で放置されているような状況でした

とはいえ、上場しているから中小企業よりも必ずいいというわけでもなく、どちらにもメリット・デメリットがあります。

今回はそれらを紹介していきます。

 

まずは東証一部上場企業について。

先程も少し触れたように上場するには条件があります。

株主が何人以上いて資産はいくら以上で虚偽の申告などをしていなくて~といった条件があります。

簡単にざっくり言ってしまえば会社の大きさ、社会的評価の高さがが条件になっています。

もちろん上場していなくても大きな会社やそれに匹敵する会社はあると思います。

その審査について触れてみたいと思います。

 

企業の継続性及び収益性

継続的に事業を営み、かつ、安定的な収益基盤を有していること
企業経営の健全性

事業を公正かつ忠実に遂行していること
企業のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性

コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制が適切に整備され、機能していること
企業内容等の開示の適正性

企業内容等の開示を適正に行うことができる状況にあること
その他公益又は投資者保護の観点から東証が必要と認める事項

 

という審査があります。

つまり上場している企業は、

継続的に安定な収益を得ることができている

事業に不正がなく公正である

内部管理体制が整っており機能している

企業内容の開示を適正におこなうことができる

企業であるということが言えます。

 

これは上場企業の強みです。

 

会社の安定

安定な収益性があるためまず給料が安定しています。

中小企業だと社員の給与カット、賞与カットが行われる場合があります。

これは歩合制の強い会社でもなければこういったことは上場企業であればあまりないと思われます。

 

会社の数値が明確

次に事業に不正がないということは会社の計上される数字が正しく、また企業内容の開示を適正に行えるとあるように誰でも会社の数字を正しく把握出来るということにあります。

会社が黒字なのか赤字なのか分からないようなことが起こりません。

また会社の方向性なども明確でどのような経営を行っていきどのような目標があるのかなどが明確にされており、ただ会社の指示に従うだけでなく自分がどのような目標を持ち、自分がしたことがどのように貢献されているかが分かるというモチベーションにも繋がります。

 

内部管理体制が整っている

そして内部管理体制が整っていて機能しているという点ですが、株主総会や取締役会、監査役という会社機関が機能しているかどうかという点や、従業員規則や賃金規定が定められているかなど、従業員に直接関係するところも大きいです。

法令が遵守されているか、人材は確保出来ているかなど、これらが整っていると企業の今だけでなく将来性も見込めます。

パワハラやセクハラ防止の協定を結んでいる企業もあり、自分がもし不当な思いをすれば相談出来る窓口もあります。

 

 

そういった様々な要因が上場企業が安定していると言われる所以なのかなと思います。

 

また、教育体制や仕組みがしっかりしているので新入社員も育ちやすくそのノウハウはその次の世代へと継承されていきます。

新入社員が毎年入ってくるので基盤があり働きやすい環境づくりをされています。

それに手当や福利厚生が充実しているところも多いです。

資格や通勤手当、家族手当や住宅手当、祝い金や見舞金など幅広い手当があります。

また資格補助やリフレッシュ休暇などあって嬉しいものが多いですね。

小さな企業はないところも多く、僕が転職した先には従業員規則や賃金規定などありもしません(笑)

笑えないですけどそういう会社もあるので会社選びは難しいですね。

 

ではデメリットを紹介します。

 

社員数が多い

まず会社が大きいということは当然社員も多いです。

つまりポストが限られることになります。

昇格するためには結果を出し上にアピール出来なければいけません。

それはどの企業でも言えることですが、ライバルが多いということです。

ただ、色んな人がいるので自分の成長にも繋がりますね。

 

給料が意外に少ない

これは会社によるところも多いですが、若い内は意外に少ないこともあります。

実際僕は中小に勤めている友人よりも手取りが少なく賞与も少なかったです。

高卒でしたので、主任をやらせてもらっていたのに部下よりも給料がすくないこともあり、賃金規定が逆にデメリットになっていることもあります。

 

次は中小企業の話をします。

 

評価されやすい、目立ちやすい

小さな会社だと社内の人間関係は狭く、自分を見てもらえることが多いです。

結果を出せば当然周りはそれを知りますし上司や幹部へと伝わりやすいので、チャンスが多いと言えます。

当然昇格したり給料が上がったりする可能性もあるので大手企業よりも目立ちやすく評価されやすいという点があります。

 

ルールに縛られすぎない

小さな会社だと社内ルールがあまり整っていないことも多く、それにより大手企業よりも自由度が高いこともあります。

自分の裁量である程度仕事を行うことができますのでこれもメリットの一つです。

 

経験を積みやすい

どうしても自分でしなければいけない業務も多くなり、自分で考えながら行動しなければいけないことが多々あります。

逆にいえばいろいろな仕事をさせてもらえるので自分の経験になりますので他でも活かせる能力が身についてくると思います。

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僕が感じたデメリットはというと

 

社内の仕組みが整っていない

良くも悪くも上司次第

福利厚生がない

会社が将来あるとは限らない

という点です。

 

僕がまず感じたことは社内ルールが全く整っておらず様々な管理がずさんだということです。

就業規則はおろか賃金規定もなくまた退勤管理も全くされていません。

出勤簿を何故かアナログで提出させられその割にタイムカードも打刻しなければで二重になっていたり、会社休日カレンダーがあるのにそれに則り休日を取ると怒られたり、形だけ存在している無駄なものがとにかく多いです。

社内も人数が少ないせいか部門がはっきりと分かれておらず兼任が多いせいかそのずさん管理の要因になっていると思われます。

そのせいで余分な仕事を行わなければならず自分の本来の仕事が出来ていない様子。

 

良くも悪くも本当に上司次第で、会社のルールが整っていないがゆえに好き放題やりたい放題です(笑)

悪口陰口は当たり前で期限が悪ければ八つ当たりも日常。

社内の人間関係は狭いので気に入られていないとかなり息苦しいオフィスになります。

僕の上司は自分の仕事は出来ても上司としては残念で、よくある悪い上司パターンの典型的な人です。

上司と社長の距離が近く一社員は遠い会社のため、自分の立場も給料もこんな人間に握られているというのはとても恐怖ですよね、恐怖。

 

 

またそういった社内環境のため新入社員が全員辞めていっています。

本当に、びっくりです。若い人が僕以外一人もいませんし全員辞めていったのは相当のことです。

正直このままだと会社の将来はないでしょう。

教育体制も存在せずそのノウハウもない。

放置が当たり前、見て学べ自主性に任せる、そんなものは旧時代に捨ててしまうべきことですね。

言ってる本人は気持ちがいいのかもしれませんが、結局それは「上司」としての責務を果たさない怠慢でしかありません。

前の会社は教育体制がかなり強くそれ故の企業成長を遂げています。

社員が育たない会社は決して育たないと思います。

 

僕は転職したきっかけで自分の気分転換になったことはよかったですが、この先かなり不安が大きいです。

仕事は楽しいですが、この先もずっと社内に帰った時の息苦しい空間や上司の期限や好き嫌いを気にしてあげなくてはいけないのかと考えるとどうなのかなぁ、と思います。

 

ですが上場企業が良い! 中小企業が悪い! ということはありません。

結局は当たり外れです

とはいえどんなことにも必ず要因は存在し、

 

 

 

判断材料にはなると思います。

 

 

転職は当たり前になってきた今の時代、これから転職しようと思う方、就職する方の少しでも参考になればいいなという僕の体験談でした。